ブログ記事:春名

学校期末定期テストが本格的にスタートする7月、大学生がレポート提出・試験を経て単位を取得するように、高校生も定期テストは学生の唯一の「仕事」ですので、今はまさに「やるべき時」英語を基軸として点数獲得に努めてください。

英検の問題傾向

 さて今回は6月実施の英検問題リーディングの傾向を簡単に紹介➡️共通テスト・難関大英文への第一歩として、高校1、2年生には夏以降積極的に英検2級挑戦➡共通テスト・難関大対策へとシフトしています。

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春名
高校入試C問題(豊中・北野レベル)の学校は1.2年生中の英検2級取得にあまり興味がないかもしれないけど、箕面・北千里・桜塚・山田高(高校入試B問題)は関関同立合格・進学数も多い➡3年生は他教科含め、受験対策に集中することになるので1,2年生中の英検取得を目指すべき➡それによる恩恵となるアドバンテージは見逃せません!

英検2級保持アドバンテージ一例

兵庫県神戸東灘教室 関西学院大 総合選抜入試にて 教育学部/幼児教育)進学
教育学部進学  岩崎 穂乃香さん (御影 /チア部)

各教室リンク

春名英語塾 東灘教室[代表高橋]
合格実績詳細はこちら

兵庫県加古川教室 関西学院大 総合選抜入試にて 工学部進学 矢野颯人君(加古川北 / バスケ部 )リンク[合格体験記]

英検2級問題例

問題例①

21年6月英検問題リーディング一部抜粋

<単語問題>

  1. But people in the sales department were too busy, so now the project is being run (  ) by the marketing department.

現在、そのプロジェクトは運営されている/(  )に

①needlessly:(副詞)むだに、    

②entirely:完全に、もっぱら 

③scientifically:(副詞)科学的に,    

④violently:(副詞)激しく、 

Ans. ②

※entireは「形・全体の」という意味になりますが、
副詞になると意味が「もっぱら」と変化するキーフレーズです。

問題例②

  1. One of their painting, which they had thought was a (  ) Picasso, was actually just a copy.                                                  

彼らが(  )のピカソのものだと思っていた/絵画のひとつは、実はただのコピーだったことを。

①genuine:(形容詞)本物の、真の.       

②severe:(形容詞)深刻な、厳しい

③logical:(形容詞)論理的な.                

④portable:(形容詞)持ち運びできる


Ans. ① 受験生レベルの単語ですので、英検単語問題としては難しい単語でした。

問題例③

  1. Jimmy Baker had a lot of (  ) when he was a child.」

Jimmy Bakerはたくさんの(  )があった/彼が子供のとき

①permission:(名詞)許可.                     ②membership:(名詞)会員

③concentration:(名詞)集中、専念.              ④hardship:(名詞)苦難

Ans. ④

※①と③はそれぞれpermit 〜を許す、concentrate〜に集中するの派生語です。

元の意味を瞬時に覚えるぐらいの語彙の洗練さがないと、発見しづらいジャンルです。

問題例④

(18) It’s time we (  ) for the station.

①left.                ②have left ③had left ④ will have left

Ans. ①

It’s time+S+過去形」で、「もう〜する時間だ」という意味になります。これは仮定法過去とよばれる文法事項です。

(19)….. Jane struggled to (        ).

①make heard herself.                ②make herself heard

③hearing herself made.             ④herself made heard

Ans. ②

make myself understood(自分の言ってることを理解してもらう)」「make myself heard(自分の言ってることを聞いてもらう)

一見熟語と思いがちですが、語法と熟語は違います。makeにはいろんな使い方“語法”が存在していて、上記2つのmakeの形は語法の1つです。

問題例⑤

 <空所問題>

Self-Sufficient Communities(自給自足地域社会)」

Recently, 最近、/many people have been trying to change /多くの人々は変えようとしている/ their lives / 彼らの生活を/in order to( 21 )するため/ One way / 1つのやり方は / they do this /彼らがそれをする/is by choosing products / 商品を選ぶことによってである/that create less pollution /汚染がより少ない/

1 spend more time away from work

2. Bring home more money

3. Be kinder to the environment

4 become stronger and healthier

①仕事から離れた時間を多く過ごす  ②家庭により多くのお金を持ってくる

③環境により優しくなる      ④より強く健康になる

丁寧に注意して読む(精読)ことを意識すれば問題の質は中学校レベル。速度を上げて精読することができればこの空所補充問題は簡単です。

Ans. ③ 

問題例⑥

(22)割愛

Many young people are turning away from city life and becoming farmers. 多くの若者は都市生活から離れ、農家になっている。/This time, many of them have decided not / 今回は、彼らの多くはならないことを決めた / to be completely self-sufficent./完全に自給自足になることを。/( 23 ),they are using modern technology / 彼らは現代的テクノロジーを使っている /to earn enough money…./十分なお金を得るために/

① At last.   ついに     ② Meanwhile  その間に、一方

③ Like before. 以前と同様   ④ Rather むしろ

Ans. ④

Self-sufficent「自給自足」とtechnology「テクノロジー」が対比していることがわかりましたか?

Self-sufficientは弥生時代レベル()から行っている一方で、テクノロジーは現代()。過去と現在が暗黙に対比しています。現代文のみならず、英語でもよく使用します。

まとめ

 精読重視が求められる英検問題、共通テストはこの精読力や語彙力と同時に、資料や図表、膨大な英文を適切に処理する能力が必要です。

➡️いわば英検問題リーディング攻略は、大学受験アドバンテージ(詳細はこちら➡️英検アドバンテージについて紹介)のみならず、共通テストの基本が全て組み込まれているので、1〜2年生にとって英検はうってつけの材料だと考えています

共通テストと英検の関連性詳細は前回の記事にて紹介していますので、ぜひご覧ください。

リンクはこちら➡️春名英語塾豊中[桃山台]教室始動(6月開校/ 兵庫県2校 [加古川校・東灘校]の春名[英語/社会]、原田[数学]・高橋[英語/国語]がスクラムを組んだ難関大に特化した高校生限定塾です)