目次
数学担当の原田と申します。
私立の合否発表や国公立の前期入試も終わり、
大学受験も一段落ついたころかと思います。
今回はその中でも、
関西大学にフォーカスを当てていきたいと思います。
今年度合格実績（関西大学）
豊中校は今年度に開校、
かつ受験生の募集を行っていなかったため、
掲載する実績は他校者の実績となります。
合格人数
2022年度の
関西大学の合格数は、
兵庫3教室 9名(15名挑戦)
といった結果となりました。（関西学院大学兵庫3教室14人/15人合格！次回ブログでお伝えいたします）
受験型の内訳
加古川校は5名の内、
3名は文系の社会選択、
1名は文系の数学選択、
1名が理系
といった内訳になります。
合格した2名は、
2名とも文系の社会選択型となります。
東灘校の生徒は2人とも社会選択、
姫路校も1名を除き社会選択型です。
今年度は文系科目受験の人たちは、
しっかり型にはまってくれました。
合格本当におめでとうございます。
数学受験がふるわなかった原因は？
その一方で、
今年度は数学利用の生徒は
3校舎の合計3名共が
残念な結果となってしまいました。
問題難易度に関しては、
前年と比べ大きな変化はない印象でしたが、
共通テストの数学が大幅に難化したため、
私立大学に力を入れる生徒が多かったことも
一因ではないでしょうか。
その他にも、
数学という科目の問題形式にも原因が考えられます。
数学の傾向と形式
関西大学の数学は、
文系理系ともに、
特別難問が出題されるわけではありません。
文系では特に
標準レベルの問題が大半を占めています。
それでは、なぜ社会系がうまくいき、
数学系がふるわなかったのか。
それには、
主に以下の３点が要因として考えられます。
①１問当たりの配点が大きい
数学は社会と比べ、
１問当たりの配点がかなり大きくなります。
問題がうまくはまった場合には、
高得点獲得ができますが、
解けなかった場合には
一気に点数が落ちてしまいます。
②連鎖的に間違える可能性
数学は最初の問題で計算ミスをしてしまうと、
その大問を丸々すべて落とす可能性のある科目です。
そのため、
圧倒的な基礎力を身につけなければ、
一気に点数が低くなる恐れがあります。
こういった側面から、
数学が苦手・計算が苦手といった人は
想定より点数が低くなってしまうことも多々あります。
③問題難易度があまり高くないこと
関西大学の数学、
特に文系数学においては、
難問はほとんど出題されない傾向にあります。
合格者の正答率は非常に高く、
合格には最低でも7割程度の正答率が求められます。
共通テスト導入にあたって、
数学の難易度が上がる大学も多くありました。
しかし、それでも
関西大学の数学は
まだ取り組みやすい問題が大半です。
問題難易度が高くないからこそ、
基礎力がどれだけ身についているのかで、
大きく差が開きます。
これに上記の①、②の内容が合わさって、
小さなミスが大きな差を生んでしまい、
結果として、点数がふるわない
という結果になってしまいます。
関西大学という立ち位置
国公立志望にとって目指しやすい学校
国公立を目指す人にとっては、
関西学院や立命館と違って、
英語に文法問題もないため、
併願私立として良い立ち位置にいるのが
関西大学という学校です。
国公立を志望する以上、
共通テストでは数学必須、
2次試験でも数学を使う学校が多いことからも、
選択科目を数学で受験する人も多くなってきます。
しかし、
ここで社会選択と数学選択とで
やるべきことに大きな変化が現れます。
立ち位置を活かしきるためには
先ほども述べた通り、
関西大学の数学は、
いかに基礎力を徹底できているか
に全てがかかっています。
社会に関しては、
3年生になってから、
の形でもなんとかなりやすいですが、
数学受験を考えている場合は、
絶対に、
1・2年のころから
数学に力を入れなければなりません。
特にⅡB分野は出題数が多いため、
2年生時の段階で躓かないようにすることが、
合格への最も近道となります。
問題が難しくないから後回しで…
ではなく、
簡単だからこそ点数を落とせない
⇨早期からの取り組みが必要
ということを肝に銘じておいてください。
まとめ
関西大学は数学においては、
何度も言いますが
難問はなかなか出題されません。
しかし、難問がないからこそ、
確実性が求められます。
関西大学を国公立併願校とする場合、
必ず早期に数学の基礎を徹底させてください。
基礎力を徹底していれば、
共通テストにおいても、
数学は問題なく点が取れるようになるうえ、
私立受験においても、
社会に時間を割く必要がなくなります。
国公立対策と同時並行で
私立対策が進められるため、
志望校の一つに関西大学を考えている場合は、
今、この記事を見た瞬間から
数学に取り組み始めてください。
英語だけでなく、
数学もどう勉強すればいいかわからない、
なんとかして成績を上げたいというのであれば、
ぜひ当塾までご連絡ください。
早期から動き始め、
合格への第一歩を踏み出しましょう！
