期末試験も月末~来月頭に控え、
それが終われば夏休み。
3年生は当然受験対策に躍起になりますが、
1,2年生はどちらかというと
勉強より部活&遊びに傾きがちです。

しかし、受験生はもちろん、
1,2年生も夏に数学がしっかりできるかは
今後の生命線に関わってきます。

英検に関しても、
1,2年生の間に取得したいなら
夏はめちゃくちゃ大切な時期です。

今回は期末試験終了後から
夏休みにやるべき数学・英検の勉強について
触れていきたいと思います。

3年生

3年生になると、
推薦や内部進学等の理由が無ければ
英検に時間は割くべきではありません。
各志望校に向けた受験対策が優先となりますので、
こちらは今後受験生英語担当の春名が
話題に触れてくれるかと思います。
なので3年生は数学についてのみとなります

①「時間をかければ解ける」「基礎ができている」場合

現状で、
「共通テスト模試で8割取れている」
そこまではいかないけど、
「時間をかければ9割は解ける」
状態の人はしっかり基礎が仕上がっています。
その人たちは、
夏の期間は2次(記述)対策を徹底してください。

受験スケジュール的に、
秋口以降は
共通テストの形式慣れや私立対策に
かなりの時間を取られるため、
まとまった2次対策の時間が取れるのは
実は夏休みが最後です。

この2次対策のときに気をつけてほしいのが、
「1通りの解き方で満足しないでほしい」
という点です。

複数の別解の引き出しを作ることで、
共通試験のような誘導付きのマーク式にも強く出れます。
別解を多く身に着けると、
様々な形式の誘導に乗ることができるようになり、
解けない問題というのが純粋に減ります。

また、
「共通テストで時間が足りない」ってタイプの人は
当たり前ですが
計算が遅い
解き方がすぐに浮かんでこない

のどちらかが大半です。

このうちの
「解き方がすぐに浮かんでこない」
の方は、別解を多く身に着けることで
改善は簡単
にできます。
また、解き方の道筋を誘導無しで
自分で立てられる人は、
先の誘導の予測が自分でできるようになるので
大幅な時間短縮が可能です。

おすすめの問題集は
『標準問題精講』
『理系数学の良問プラチカ』
『1対1対応』

あたりです。
文系の子でも、
『文系数学の良問プラチカ』には
旧帝大に行きたい子以外は
絶対に手を出さないでください。
内容としてはⅡBまでは『理系数学』の方が簡単です。

②「時間をかけても解けない」「基礎から全く×」場合

本来であれば、夏までに
「共通試験レベルなら時間をかければ解ける」
の状態に仕上げておくのがベスト。
逆に「時間をかけても6割程度しか取れない」
明らかな危険信号
現状でその状況なら、
期末終了後から夏休みまでの期間で
基礎的な内容を網羅してください。

黄、青チャート式なら☆3
フォーカスゴールドなら☆2(一部3)

レベルまでは、
すぐにやり方が思い浮かぶように徹底してください。

この時に間違っても
4PROCESSやサクシード、4STEPのような
教科書傍用問題集で演習はしないこと。

数学が苦手な人は、
解説がしっかりしているテキストじゃないと
まともに自学が成立しないので、
必ず解説がしっかりとした参考書を使用してください。

「この聞き方をされたらこの解き方」、
「これが出したいからこの解き方をする」

というのを条件反射的にできるようになるまで
基礎問題を繰り返してください。
ここでただただ
「解答を見てわかったつもり」は
全く意味がない
ので、
「なんでその解き方をしているのか」
を確実に理解するように取り組んでください。

2年生

数学

おそらく2学期以降のメイン単元が
三角関数になります。
この単元は数Ⅱの中でもかなり重たい単元なので、
躓くと一気に数学の自信を失いかねません。
理系の子は数Ⅲでも活用するうえ、
文系の子もほぼ必出単元なので、
絶対に躓きたくない所です。

まず、1年生の頃に
2次関数
三角比
の2単元ができていない人は
必ず夏の期間に復習しておいてください。

2次関数は
場合分け等も含めて三角関数の後半に活用します。
三角比は、
有名角の値や相互関係はバンバン活用していきます。
聞かれて5秒以内に答えれない場合は
覚えられていません。

すぐにでも覚えきってください。

また、この時期までに進めた
図形と方程式も入試においてはかなり重要単元です。
共通テストにはあまり出題されませんが、
私立や国公立2次試験はこの範囲が大好きです。
ここぞとばかりに出てきます。

軌跡
領域

の3分野に分かれるので、
1週間に1分野のペースでもいいので、
基本的な問題は解けるようにしておきましょう。

英検

語彙力も1年生の頃と比べたら
だいぶついてきた頃になるかと思います。
となると、
この夏にできることは読解&ライティング

読解に関しては日々の積み重ねが大切なので、
夏だけというわけにはいきませんが、
今までの経験を活かしての
演習&確認の時間を
落ち着いて取れるのは大きいです。

そして、夏休みみたいな期間に
しっかりとできるのはライティング。
書き方さえ定着させてしまえば
短期間で完成させられるため、
演習にうってつけの時期です。
ただし、「自分で書くだけ書いて終わり」
というのは全く力にならないので、
添削は必須です。

とはいえ、
自分の意見
根拠1つ目
根拠2つ目
結論

の流れはすぐに定着させられるので、
短期間でこの書き方ぐらいは
すぐにマスターしてしまいましょう。

国公立を受けるつもりなら、
秋口までの英検はほぼマスト。
北野や茨高のようなトップ勢は中学の時、
中高一貫私立組も大半が高1の頃に取得します。
その中で戦っていくことを念頭に置いておきましょう。

1年生

数学

1年生はここからが高校数学の本番です。
ここからの単元がしっかりできるかで、
文系 or 理系
国公立 or 私立

の選択が大きく変わってきます。
ただし、この判断は
一度数学をできるところまで
しっかりとやり切ってみないと判断できません。

既に2次関数の途中まで進んでいる人は、
夏休み中に
平方完成
平行・対称移動
は確実にしておいてください。

これができないと、
今後全単元の問題が解けない
といっても過言ではありません。
それぐらいにはめちゃくちゃ大切です。

1学期に習った
因数分解、不等式の計算も
もちろん今後の数学では必須です。

・因数分解ができない
2次関数の取っ掛かりがつかめない
・不等式ができない
2次関数の定義域が掴めない

になるため、
2次関数が解けない原因になります。

数学はどんどん新しい単元を習っていき、
なかなかまとまった復習の時間が取れない科目です。
夏の期間を使って
基本計算を完璧にするだけで、
数学への苦手意識はだいぶ無くなる
はずです。

しっかりとした文理判断、
国公立を受けるか否かの判断のためにも、
今の時期から数学は全力で取り組みましょう。

英検

トップ層は中学の頃に取れてはいますが、
頑張ったものの取り切れていない人が大半のはず。
中学生からすれば、
リーディングが一番の鬼門となっていたはずです。

それもそのはず、
高校入試で使用する単語数と比べると、
必要な単語数が圧倒的に多くなります。
そのため、ライティングやリスニング方面に
力を入れるのが効率的でした。

しかし、高校生になったからには
必ず単語力の底上げが必要になってきます。
それを無理なくできるのが
この夏休みという時期。

英検2級に挑戦するには、
ターゲット1900でいうと
600~800程度は欲しいところです。
これを一気にする、とまでは言いませんが
1~2週間で100個のペースで覚えていくと
夏休み期間だけでも
300~400個は覚えられます。

英語という科目は、
まずは単語を覚えてしまわないと
問題を解くにも解けないので
「高校では英語を何とかしてやる!」
って気持ちの人は、
まずはこの夏を使って単語に挑戦してみましょう。

まとめ

数学は1,2年は今からが山場のため、
ここからが一番重要です。
特に1年生は数Ⅱになってから
2次関数の内容はフル活用していくため
躓くわけにもいきません。

3年生は
今が数学を使うか使わないかの
判断の最後の時期です。
やりたくないから、という理由で
数学を使わない方向に
持って行った人は正直失敗します。
夏休み前まででも、
しっかりとやり切ってから判断してください。

英検は自分がいつまでに取りたいのか、
取らなければならないのかを
少しでもいいので意識してみましょう。
そこから逆算をすれば、
何をしていくべきなのかは
自然と浮かび上がってきます。

どの学年も
今やるべきことをしっかりと意識して
数学に取り組んでください。
自分一人では難しいかどうかも
やってみないとわかりません。

まずはこの夏だけでも
本気で数学に取り組みましょう!

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