数学担当の原田と申します。
部活も総体の時期になり、
受験勉強と部活両方に
忙しい時期になりました。
しかし、忙しいとはいえ、
受験は待ってはくれません。
今回は数学、特に文系国公立を
目指す場合に焦点を当て、
この時期に何をするべきなのかを
紹介させていただきます。
この時期は徹底した基礎固め!
当然のことではありますが、
この時期は基礎固めに徹底してください。
国公立受験を考えたときに、
二次対策や共通対策に
走ってしまう人もいますが、
それはもう少し後!
むしろこの時期は
基礎内容以外やらなくて大丈夫です。
いつまでにやればいい??
よく「夏前までに1周」
とは言われますが、
正直それでは全然足りません。
夏前までには、
最低2周はしておかなければ、
夏の勉強内容に支障が出ます。
この時期にⅠAの内容が
1周すら終わっていない状態
はかなり危険です。
夏に順調に進めたいのであれば、
5月中に必ずⅡBまで1周してください。
そして、
6月、7月前半を使って2周目を行い、
基礎内容を振り返る必要がないレベルまで
復習しきってください。
夏は二次対策、共通対策が始まるので、
この段階で基礎ができていない人は、
受験失敗に直結します。
特にここ最近、
数学の入試問題の難易度は上昇傾向…
部活等で忙しいかもしれませんが、
今の時期の踏ん張りが
今後を大きく左右します。
具体的に何をすればいい??
基礎固めにあたって、
何か特別な参考書などを
購入する必要は全くありません。
基本的に既に学校から
配布されている問題集で十分です。
ただ、学校から配られているであろう、
3TRIAL、クリアー、アドバンス、
4PROCESS、サクシード、4STEP
のような教科書傍用問題集をひたすらやる、
というのはおススメできません。
問題数をこなす
という点においては役立つのですが、
解説が圧倒的に不親切…
学校によっては、
解説が配られていない場合もあり、
例え解説冊子が配られていても、
途中式に省略が多かったりと
数学が苦手な人にとっては
がむしゃらに解いても
ほとんど役に立ちません。
それなら、
FOCUS GOLDやチャート式のような
解説メインの参考書を
網羅的に解いていく方が
圧倒的におススメです。
ただ、
網羅的に解くというのは
めちゃくちゃ時間がかかります。
この時期からスタートして
ギリギリ間に合うか…
というレベルで時間がかかります。
その場合は、
問題を見てすぐに
解法が頭に浮かぶかどうか、
でその問題を解くべきか
を判断するのがおススメです。
解法がすぐ頭に浮かぶのであれば、
その場で解説を確認して、
合っていれば次の問題、
とするだけで大幅な時間短縮ができます。
実際は計算力も必要になってくるため、
この方法ばかりやるわけにもいきませんが
時間的な問題は解決できることが多くなります。
理系が追加でやるべきこと
文系の人たちは、
先ほどまでに述べた内容で
現段階は十分です。
次は、夏の時間を使って、
共通テストレベルの問題を
時間無制限で解けるように
なることを目指しましょう。
しかし、
理系はまだまだやることが山積みです。
多くの学校では、
数Ⅲの中で一番の課題となる
微分・積分は未履修のはず…
ということは、
今から高校数学で一番重たい分野が
のしかかってきます。
そんな中で、
今までのⅠAⅡBはもちろんのこと、
履修済みのⅢで躓いている場合ではありません。
理系であれば、
文系以上に数学の基礎が出来上がっていて当然。
それに加えて、
学校での履修の有無に関わらず、
夏までに必ずⅢの全単元の基礎を固めてください。
中高一貫組や、トップ層は
2年生までの間にⅢの全範囲を
終わらせている学校も少なくありません。
そうした人たちと演習量で
差をつけられないようにするためにも
最優先で行ってください。
まとめ
英語とは違い、
各学年で新しい内容を学習するため
数学は勉強する内容がなかなか減りません。
そのため、
1,2年でやった内容を
3年ではすべて忘れてしまっている…
なんてこともざらです。
それを如何にして思い出し、
基礎を定着させたかに全てがかかっています。
どの科目にも言えることですが、
その中でも数学は
基礎内容の徹底がめちゃくちゃ重要です。
教科書内容が徹底していれば、
共通テストレベルぐらいなら
8割はしっかりと狙えます。
応用問題ばかり演習しても、
何の意味も生まれず、
時間の無駄になってしまいます。
現段階の自分の数学力を
落ち着いて考え、
少しでも基礎が抜けているようであれば
今すぐに基礎固めを徹底してください。
基礎固めこそ
受験成功への最短ルートです。
やり方がわからなければ、
いつでも相談も受け付けています。
難化傾向にある数学を成功させるためにも、
やるべきことを1つずつ潰していきましょう。
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